日本銀行は27日、2025年1-3月期の長期国債買い入れ予定を発表。24年10-12月期に引き続き、中長期ゾーンの買い入れを計画通り減額した。日銀は7月の金融政策決定会合で月間の買い入れ額を毎四半期4000億円程度ずつ減額する計画を発表している。

10-12月期と比べた各年限の減額幅は、残存期間1年超3年以下と3年超5年以下がそれぞれ月1000億円、5年超10年以下は月2000億円となる。発行額に対して買い入れ額の比率が高い物価連動国債も月600億円から500億円に減額された。各年限の買い入れ回数は据え置かれた。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは今回の発表について、「決して売り材料ではない」と指摘。来年度の発行増額がない10年債はこのところ割高感もあったので減額幅は多めとなったが、ある程度想定通りだと述べた。

月間の買い入れ総額

(2段落目以降に詳細と市場関係者のコメントなどを追加します)

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