バルク液体貯蔵を手掛けるLBCタンク・ターミナルズの売却手続きを巡り、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の米KKRや海運大手の商船三井も応札者に入っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、VTTIエナジー・パートナーズも応札を検討。示唆的な提案は12月が期限だという。他にもインフラファンドやバイアウトファームなどが暫定的な提案を行う可能性があると関係者は述べた。

関係者によれば、今回の売却はオランダを拠点とするLBCタンクを15億ユーロ(約2400億円)超と評価し得る。同社を共同保有するAPGアセット・マネジメントとアーディアン、PGGMは入札プロセスの対応でマッコーリー・キャピタルを起用した。

KKRと商船三井、VTTI、APG、アーディアン、PGGM、マッコーリーはいずれもコメントを控えた。

LBCは欧州と米国で石油化学や石油製品、ベースオイル製品向けのバルク液体貯蔵施設を運営。また、あらゆる輸送手段への積み下ろしサービスも提供している。

原題:KKR, Mitsui OSK Said Among Bidders in €1.5 Billion LBC Tank Sale(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.