店頭価格の値下がりが続くコメについて、来年6月末の民間在庫量が最大281万トンと過去最大になる可能性があることがわかりました。

農水省はきょう開かれた有識者会議で、1年間のコメの需給見通しを明らかにしました。

これによりますと、今年穫れるコメの生産量は732万トンとなり、農水省が見込む需要の上限の711万トンを大きく上回る見込みとなりました。この結果、来年の6月末時点で民間の業者が抱える在庫の量は最大で281万トンに達するとみられます。コメの供給量が増え今年の新米も安くなれば、値下がりがさらに加速する可能性があります。

一方、去年7月から今年6月末までの需要量は683万トンと、過去最低の水準だったということです。外食や中食などで、輸入米を使う動きが広がったことなどが影響したとみられます。

一方、政府が検討する備蓄米の買い戻しについては、今年のコメの生育や収穫を含めた需給の状況を見定めるとしました。市場から大量のコメを買い戻せば供給量が減り、値下がりが抑えられる可能性もあり、時期や量が焦点となります。