任天堂が、家庭用ゲーム機「スイッチ」の後継機について、スイッチ向けのソフトも利用可能にすると6日の経営方針説明会で発表した。後継機の詳細については後日説明するとしている。

任天堂は5月、後継機に関する発表を今期(2025年3月期)中に行うと明らかにしていたが、機能などについて言及するのは初めて。スイッチ向けのオンラインサービスも後継機で利用できるという。互換性を持たせて1億人を超えるスイッチユーザーの基盤を活用し、後継機販売にはずみをつける。

任天堂株は、前日の決算発表で短期的な悪材料は出尽くしたとの見方があり、一時前日比5%高を付けた。その後上げ幅を縮小していたが、後継機に関する発表後、再び買い注文を集めている。

また同社の資料によると、後継種の発売日は「20XX」と伏せられている。

東洋証券の安田秀樹アナリストは、互換性という「多くの投資家やユーザーが望んでいた機能の搭載が発表されたのは良いニュースだ」と評価する。

発売8年目でモデル末期を迎えているスイッチは、ハード、ソフトとも販売が伸び悩む。6日には、通期販売台数予想を1350万台から1250万台に、ソフトも1億6500万本から1億6000万本に見直した。

(株価と識者コメントを追加して更新します)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.