(ブルームバーグ):三菱重工業の泉沢清次社長は5日、高効率でデータセンター向けの用途などで拡大している「ガスタービンコンバインドサイクル発電設備」の世界需要が2026年度までに現在の年間40ギガワットから50ギガワットまで増えるとの見通しを示した。
泉沢氏は都内で開いた決算会見で、中東での脱石油などの燃料転換事業や米国でのデータセンター向け需要の影響で同社でも商談が増加していると述べた。需要増を受け、人的リソースを26年度までに1割増加させるほか、生産ラインの能力増強などに取り組み、「トップシェアの維持を図っていきたい」とした。
- 同社の小沢寿人最高財務責任者は米ボーイングのストライキによりボーイング777の機種は足元で生産が止まっているため三菱重にも少なからず影響があると述べた
- 生産レートを落とすのに合わせ固定費削減などを行っているが、まだコントロールできる範囲
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