吉村知事「備蓄米を倉庫に眠らせておく必要はない」

今週、吉村知事は政府に備蓄米の放出を求めました。

大阪府 吉村洋文 知事
「需給がひっ迫しているのであれば、(備蓄米を)倉庫に眠らせておく必要はないと思う」

備蓄米は、不作や災害に備えて国が毎年買い取っているコメ。その量はおよそ100万トン。毎年500億円近い国民負担が生じています。

吉村府知事は備蓄米の放出で品薄を解消すべきと主張しています。

しかし、坂本大臣は…

坂本哲志 農林水産大臣
「備蓄米は備蓄米ですので、やはりかなりのことが無い限り様々な流通に影響を与える恐れがあります。慎重に考えなければいけない」

コメの品薄は地震などで一時的に需要が高まっただけで、需給はそこまでひっ迫していないとの立場。大凶作などでもないので、備蓄米の放出に慎重です。

これに吉村知事は…

大阪府 吉村洋文 知事
「一般のご家庭でお米が必要な方がなかなか買いにくくなっている。(米の値段も)非常に高騰もしている。これから学校も始まって、『お弁当も作らなきゃいけないよね』というお子さんもたくさんいる中で、弁当箱にずっとパン入れ続けるんですかという話」