私たちが日常使う「1秒」。
その定義が約60年ぶりに変わろうとしていることをご存知ですか?

現在のセシウム原子時計を超える、100億年たっても1秒もズレない超高精度な「光格子時計」が日本で開発されました。

なぜ今、「1秒」の定義を変える必要があるのか? どう変わるのか? そして、私たちの生活にどんな影響があるのか?
国際的な議論に参加している産業技術総合研究所の安田正美グループ長をお招きし、「1秒」の最前線に迫ります。

<出演>
▽安田正美
1971年、広島県生まれ。世界一大きな砂時計がある島根県仁摩町で育つ。1998年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。
アメリカ・イェール大学博士研究員、東京大学助手を経て、現在、産業技術総合研究所計量標準総合センター時間標準研究グループ グループ長。
専門は光周波数標準、時間標準。現在のおもな研究テーマは、光格子時計の高精度化・可搬化・高信頼化。

▽鈴木有
TBS CROSS DIG with Bloomberg サイエンスエディター
物理学科出身。前職はNHKで初任地は鹿児島。記者として、宇宙、基礎科学、文化、ITなどを幅広く取材。2025年7月にTBSテレビ入社、TBS CROSS DIG with Bloombergに加わる。
科学の専門家を招いた番組「1on1」や「ULTRA SCIENCE」、医療の「1on1 Health」、教育系シリーズ「まないく」を主に担当。4児の父。

<収録日>
2025年10月28日