音楽の聖地・武道館で自衛隊の音楽まつりが開催されました。今年初めてこのステージに立った“異色”の部隊に密着しました。

東京・千代田区の日本武道館で開催された自衛隊音楽まつり。自衛官らおよそ700人が参加し、2000年以降の名曲の数々が披露されました。

そのなかには、今年初出演のチームも。その名は「第一師団らっぱ隊」。陸上自衛隊員65人で編成された“異色”のチームです。

自衛隊の音楽隊は政府の公式行事などで演奏すること自体が任務なのですが、らっぱ隊は少し違います。演奏だけではなく、普段は自衛官としての訓練や任務にあたっています。

小銃をらっぱに持ち替えて晴れの舞台へ。

陸上自衛隊 らっぱ隊隊長 武田直幸 三曹
「武道館に立つことをもっとイメージしながら、しっかり気持ちを入れてやってください」

本来の任務の合間をぬって、3か月にわたる特別な訓練に臨んだ隊員たち。

3日間6公演、渾身のステージが終わりました。国防と演奏の“二刀流”。「らっぱ隊」の挑戦は続きます。