20日の欧州株は反落。前日までは5日続伸だった。米利下げ観測を巡ってここ最近は楽観が広がっていたが、この日は原油安を手掛かりにエネルギー株が大幅安となり、下げを主導した。

欧州債市場ではドイツ債が総じて上昇。米労働省の労働統計局(BLS)が21日発表する基準改定値(速報値)が下向き改定される可能性があるとの懸念から、株価が軟調に推移したことに反応した。

短期金融市場で織り込まれている欧州中央銀行(ECB)の年末までの利下げは66ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)でほぼ変わらず。

英国債は小幅上昇。トレーダーが想定するイングランド銀行(英中央銀行)の年末までの利下げは39bpとなっている。

8月20日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Slip as Weaker Energy Tempers Rate Cuts Optimism

Bunds Rally Most in a Week as Stocks Slip: End-of-Day Curves

(抜粋)

--取材協力:Michael Msika.

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