今月15日に腹などを銃で撃たれた東欧・スロバキアのフィツォ首相が退院し、自宅療養に移ったと入院先の病院が発表しました。

スロバキアのフィツォ首相は15日、中部ハンドロバでの政府の会議のあと地元住民に歩み寄ったところ、銃撃を受けました。

首相の容体について入院先の病院は、これまで「手術後、意識はあるものの依然として厳しい状況だ」と説明していましたが、31日、退院して自宅療養に移ったと発表しました。フィツォ首相の現在の具体的な状態は明らかにされていません。

この事件では71歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕され、スロバキア政府は犯行の動機についてウクライナへの軍事支援の停止などに関する政治的な動機だったと発表しています。