中国軍が台湾周辺で行っている軍事演習について、台湾国防部は「地域の安定と平和を損ねるものであり、挑発行為をやめるよう」求めました。
中国軍はきのう朝から、台湾を取り囲む形で軍事演習を開始しました。
これに対し、台湾国防部はきのう午後2時までに、台湾周辺で中国軍の軍艦15隻と海警局の船16隻、航空機42機を確認したと明らかにしました。
そのうえで、軍事演習について、「地域の安定と平和を損ねるものであり、挑発行為をやめるよう」求めました。
台湾国防部としては、積極的に情報を公開することで、中国による情報操作やフェイクニュースの拡散を防ぎたい狙いもあるものとみられます。
これに先立ち、台湾の頼清徳総統は軍を視察し、中国を念頭に「外部からの挑戦や脅威に直面しても、我々は自由と民主主義の価値を守り続ける」と訴えました。

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