三井物産とロート製薬は東南アジア最大の漢方薬メーカー「ユーヤンサン」を買収すると発表しました。買収総額は、およそ880億円にのぼる見込みです。
三井物産 渡辺徹執行役員
「アジアで未病のソリューション(解決策)として一番受け入れられているのが漢方。ウェルネス領域の中核事業として、価値向上に努めたい」
ロート製薬 山田邦雄会長
「高齢化が進む中で、今まで以上に予防が大事な時代になってくる」
三井物産とロート製薬は、6月末までにユーヤンサンのすべての株式を取得し、買収総額はおよそ880億円にのぼる見込みです。
買収後の出資比率は、ロート製薬がおよそ60%、三井物産がおよそ30%で、ユーヤンサンの創業家はいったん保有する株式を手放したうえで、再び出資して、およそ10%保有する方針です。
「ユーヤンサン」は東南アジア最大の漢方薬メーカーで、シンガポールや香港を中心に170以上の販売店を経営しています。

自民が総裁選へ、高市・小泉両氏の争い軸に-想定される候補の横顔