ことしの春闘で、大企業に続いて中小企業の賃上げが焦点となる中、齋藤経済産業大臣は大手電機メーカーのトップらに対し、下請け企業との取り引きで価格転嫁に応じるよう求めました。
齋藤建 経済産業大臣
「中小企業の賃上げとその鍵となる価格転嫁の徹底について、エレクトロニクス業界のリーダーたる皆様に改めてお願いを申し上げたい」
日立製作所 小島啓二 社長
「適切に価格転嫁が進む状況ができるよう努めていきます」
齋藤大臣はけさ、日立製作所やパナソニックなど大手電機メーカーなどでつくる業界団体と会談し、中小企業が賃上げの原資を確保するため、下請け企業との価格転嫁の交渉に丁寧に応じるよう要請しました。
ことしの春闘は先週時点の賃上げ率が5.25%と、大企業を中心に高い水準となっていて、雇用の7割を占める中小企業に賃上げの勢いが広がるかが最大の焦点です。

【安全資産2トップ→雲泥の差】エコノミスト唐鎌大輔/最弱・日本円は最強・スイスフランに学べ/真逆の貿易収支/高い付加価値を生む「クオリティ戦略」/政治はエネルギー政策と向き合うべき【エコラボ】