“バブル超え”から一週間あまり。日経平均株価はきょう、史上初めて4万円の大台を突破しました。

きょうの東京株式市場で、日経平均株価は午前9時に取引が始まって、すぐに4万円の壁を突破しました。

上げ幅は一時、400円を超え、4万300円台まで上昇。その後も底堅く推移し、終値でも198円高い4万109円をつけて2営業日連続で史上最高値を更新しました。

史上初の4万円台にSMBC日興証券の次期トップは…

SMBC日興証券 吉岡秀二専務
「一つ一つポジティブな要因が積み重なって。潮目の強い相場」

急ピッチな上昇については「企業業績に基づいた相場」で、「過熱感はない」との見解を示しました。

今年に入ってから6500円以上値を上げている日経平均株価。

生成AIブームを追い風に半導体関連株に買い注文が集まっている一方で、市場からは「半導体頼みの相場」と指摘する声も。

実際、きょう最上位のプライム市場では、およそ7割の銘柄が値を下げているのです。

みずほ証券の佐々木常務は、いまの株高について、一部の銘柄が牽引しているとした上で、「海外投資家の資金が今後、中小型株へいかに循環していくか」が焦点だと話しました。

みずほ証券 佐々木大志常務
「日本のマーケットに対するその海外の投資家さんの興味の強さというのは非常に感じております。唯一無二というかですね、オンリーワンの技術・強みを持った企業というのがたくさんいらっしゃいまして、こういったところに資金が流れていけば」

歴史的な株高が続く東京市場。

今後も上昇を続けられるかは、半導体以外の銘柄にも買い注文が広がるかが焦点です。