そんな合唱部の次なる課題曲が・・・

1万人で歌う、ベートーヴェン 交響曲第9番、通称『第九』。ベートーヴェンが、亡くなる3年前の1824年に作曲した、生涯最後にして最高傑作と称される作品です。
副部長 たくみさん
「ドイツ語で初めて知らない曲を歌うってこと自体すごいワクワクするし、パートごとに噛み合ったら気持ちいいだろうなって」
部長 まきこさん
「0からのスタートなわけじゃないですか?そこから作り上げていくというのが楽しいし、1万人で歌うことなんてもちろん今までもないし、これからもないと思うので、ワクワクしています」
顧問・田中睦さん
「日本じゃ江戸時代ですよね。それが今でも歌い継がれているのには必ず意味があると思うんですよ。やっぱりそれは歌ってみないとわからないことが必ずあると思うので、歌って、体験して、見える光景を脳裏に焼き付けてほしい」
歴史ある名曲を歌いこなした先に何が見えるのか…ただ、それが結構大変だったんです。
練習が始まったのは10月上旬。最初の1か月は、各パートに分かれて練習が行われました。
スタッフ
「いま、歌の仕上がりって、100点満点中で言うと何点くらいなんですか?」
部長 まきこさん
「20点くらいです。難しいです。普段日本語の曲しか歌わないので、身近な言語じゃないっていうのが」
そう、歌うのは、ドイツ語の楽曲。当然、言葉の意味も発音も知りません。加えて・・・
部員 ひはるくん
「次元が違う」
実力以上の歌唱力を求められます。
部長 まきこさん
「曲を作っていくという意味では、まだそのスタートに立ったぐらいかなって感じです」