山口県内で今年最高の被害額となりました。周南市の30代の女性が現金1億2000万円余りと2200万円相当の暗号資産をだまし取られました。

警察によると、今年6月、周南市の30代の女性が言語学習アプリで外国籍の男性を名乗る人物と知り合い、SNSで「私が海外出張に行く間、代わりにネットショップの運営してほしい」と言われました。

話を信じた女性はサイトの運営資金などの名目で、指定された口座やコインアドレスに現金1億2000万円あまりと2200万円相当の暗号資産を送金し、だまし取られました。女性はこの人物に恋愛感情があったということです。

県内ではほかにも、防府市の60代の男性が、SNSで知り合った人物からの投資話で現金1000万円余りを、周南市の80代の女性が、警備会社の社員を名乗る人物からの架空の料金請求で現金およそ460万円をだまし取られるといった高額の被害が相次ぎました。

警察はいずれも詐欺事件として捜査を進めていて、「SNSで知り合った相手から金の話が出たら詐欺を疑い、警察や家族に相談してほしい」と注意を呼びかけています。