27日午後6時20分ごろ、山口県防府市野島の南方の海域で、油タンカーとプッシャーバージ(貨物を積載した「バージ船」に「押し船」を連結して運航)が衝突する事故がありました。
徳山海上保安部によると、油タンカーの乗組員から「船どうしで衝突した」と通報がありました。
油タンカーは総トン数325トン、長さ約50メートル。乗船していた4人にけがはなく、浸水や油の流出もありません。
プッシャーバージのバージ船は詳細不明ですが、石炭約1050トンを積載。現時点、流出は確認されていません。押し船は総トン数134トンで、長さ約26メートルです。
衝突によりバージ船と押し船が切り離され、船長を含む5人が押し船側に取り残されましたが、広島航空基地所属のヘリコプターでつり上げて救助されました。けがはありません。
油タンカーは自力で徳山下松港まで航行しましたが、バージ船と押し船はそれぞれが別の山口県内の島に漂着しました。
徳山海上保安部で事故の原因を調べています。













