宮本会長
「この用水路が全部埋まりました。全部あふれました」
この用水路は去年の大雨で、裏山から大量の土が流れ込みました。夜は視界が悪く、用水路に落ちるなどの危険性が高まります。昼間との違いを知ることができるのも、キャンプならではです。
2日目はハザードマップ作りから始まりました。身近な場所を知ることも、大切なテーマのひとつです。災害が想定される場所や、避難所を地図に書き込みます。実際のハザードマップと照らし合わせ、身近にある危険な場所や避難所などを再確認しました。
参加者
「松崎地区には安全な場所と危険な場所があることがわかりました」
段ボールを切る最後のワークショップは、段ボールトイレづくりです。段ボールを重ねて穴を開け、簡易トイレを作りました。断水した時やトイレが足りないときなど役に立ちます。

参加者(リーダー)
「においとかもれないように、ふたとかで閉められるように思いつきました。100点!」
穴の形を工夫したり、飾りをつけたり。子どもならではの発想で、トイレが完成しました。
防災意識を子どもから家庭、地域へ
昼食を食べて、2日間にわたる防災キャンプは終了。宮本会長から修了証書が手渡されました。
福田さん
「いろいろトラブルもあったけどみんなで乗り切れたことが一番うれしいです」
守重さん
「災害時はひとつ間違えれば命を落とすことがあると思うのでよりたくさんの人の命がつなげられたらいいなと思います」
宮本会長
「子どもたちが悪戦苦闘もしながら、かなり防災意識は高まってきたのではないかなと。今後も子どもたちの意見をとりいれながら、発想が拡大できるような講座にしていきたいと、再度確認させていただきました」
子どもたちの力で作り上げた「子ども防災キャンプ」。楽しみながら身につけた防災意識は、子どもから家庭へ、そして地域へと広がっていきます。













