山口市の高校で10日、生徒と生産者が一緒に料理を作りました。調理実習の食材は山口県産のシイタケです。

山口中村学園調理科の生徒や生産者、地域の人たちおよそ60人が参加しました。

県産シイタケの魅力を知ってもらおうと開かれたもので、干しシイタケを使って手軽に誰でも作れる料理を生徒が考案。アレンジ料理を生産者や地域の人たちと一緒に作りました。

主菜は若者の間で人気の韓国料理をアレンジした「ヤンニョムシイタケ」です。

ポイントは衣の材料。シイタケの戻し汁を混ぜ合わせました。

シイタケのうまみが衣にしみこみ、揚げることでこうばしさが際立ちます。

コチュジャンやしょうゆなどを混ぜた合わせだれをからめて完成です。

副菜は炊き込みごはんと鶏汁。こちらにも干しシイタケをふんだんに使い、香りとうまみが引き立つ体の芯から温まる料理に仕上がりました。

調理のあとは試食です。参加した人はシイタケの味を確かめながら料理をゆっくり味わってました。

山口中村学園調理科2年生
「(一緒に)やってもらって楽しかったです。シイタケをこんなに初めて食べました。おいしかったです」

シイタケ生産者
「これだけ時間をかけて作ったことがない。でできあがったらとてもおいしかったです」