自身の娘に食事を十分に与えず、自分で歩くのが困難になるほど衰弱させたなどの疑いが強まったとして、警視庁は30代の母親と20代の交際相手の男を逮捕する方針を固めました。
警視庁が保護責任者遺棄の疑いで逮捕する方針を固めたのは、都内に住む30代の女と交際相手の20代の男です。
捜査関係者によりますと、2人は今年7月ごろ、2人が暮らす都内の自宅で女の娘の女児に1日1食にするなど十分な食事を与えず低栄養状態にし、容体が悪化したのを認識していたにもかかわらず、医療機関を受診させなかった疑いがもたれています。
女児は母親と母親の交際相手の男、中学生以下の複数のきょうだいと暮らしていましたが、母親と男はこの女児にだけ成長に必要な量の食事を与えなかったとみられています。
今年8月上旬、女児が都外の知人宅に預けられた際に、居合わせた地域の学童の職員が女児のやせ細った姿を見て、この地域の児童相談所に相談しました。
その後、女児が住む地域を管轄する児童相談所が報告を受け、警視庁に通報したということです。
女児が保護された際の体重は平均よりも10キロほど軽く、自分で歩くのが困難な状態となり、現在も入院中ですが、快方に向かっているということです。
2人は他のきょうだいに暴行したなどとして先月逮捕されていて、現在、きょうだいは児童相談所に保護されているということです。
女児の体には複数のあざとやけどの痕があり、警視庁は余罪を調べる方針です。
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