マッチングアプリで知り合った「川本真奈美」を名乗る女からLINEでネットショップ経営の副業を勧められ、50代の男性が総額1260万8805円をだまし取られる詐欺の被害に遭っていたことが27日までにわかりました。

富山南警察署によりますと8月下旬、富山市に住む50代の男性がマッチングアプリで知り合った「川本真奈美」名乗る女から、LINEでネットショップ経営の副業を勧められ、経営に必要とされるアプリをインストールしました。

50代男性は「川本」から紹介されたネットショップのカスタマーセンターからの説明を受け、指定の口座に現金を振り込んだところ、50代男性の口座に報酬が振り込まれたため正規の取引と信じました。

その後、50代男性は11月下旬までに22回に渡り1260万8805円を振り込みました。

ところが売り上げを出金できず「川本」とも連絡が取れなくなって被害にあったことがわかり警察に届け出ました。

警察は、実際に報酬を与えて「本当の副業」と信じ込ませ、多額の現金を振り込ませる詐欺の手口があるとしています。

また、SNSやマッチングアプリなどを通じて知り合った人から「高額報酬を得るための必要経費」として現金を振り込ませるのは詐欺の手口であるとして、SNSだけでやり取りしている相手の話を安易に信じないよう注意を呼びかけています。