富山県のJR城端線・氷見線の経営をあいの風とやま鉄道に移管する事業計画が正式に決まりました。実施期間は来年2月15日からおよそ10年間です。
富山県 新田知事:「この計画案で申請することに致したいと思いますが、よろしいでしょうか」
沿線市長:「よろしくお願いします」
18日開かれた城端線・氷見線の再構築検討会の最終会合で、両路線の事業主体をあいの風に移す計画が正式に決まりました。

計画では、城端線・氷見線の経営を2029年をめどにJR西日本からあいの風に移管し、事業費に382億円を計上します。

年内に国へ認可を申請し、来年2月ごろとしていた計画の開始時期を来年2月15日と定めました。
期間は2034年3月までの10年間で、高岡駅を中心とした県西部の交通ネットワークの強化を図ります。

新田知事:「2020年からLRT化検討会が始まったわけですが、ベースの議論があって沿線の機運が温まっていたということ。そんなことが今回できょうここまで来れたことにつながっているのではないかと思います」
沿線4つの市の財政負担の割合は10年間で75億円を見込んでいて、今後は負担の割合が焦点となります。
