『いっそのこと一緒に…』とまで考えた

病気が分かったのは母親の尚美さんが妊娠10か月の時でした。

美空ちゃんの母親 河﨑尚美さん:「18トリソミーってなるとお腹の中で亡くなるる可能性が高い、産まれてもお腹から出たところで生きられないかもしれない。それを超えたら超えたで1歳まで生きられるのは10パーセントって言われて…。本当に人生のどん底だったのは18トリソミーっていわれた産前の1週間でした」

尚美さんは当時の気持ちをこう綴っていました。

「なんでなん?お腹で元気に動いてるんに、産まれる前に死ぬ可能性話されて赤ちゃん生きれないんだ。亡くなるんだ。ならいっそのこと今一緒に…ってまでぐちゃぐちゃ考えた」

涙が枯れるまで泣いたという尚美さん。しかし、周りの支えもあり、お腹の中で懸命に生きるわが子を愛しく思う気持ちが日に日に大きくなりました。

美空ちゃんの母親 河﨑尚美さん:「自分はいたって健康じゃないかってなって、そこでぽんって切り替わったというか…」