無意識で口が開く、鼻呼吸でなく “口呼吸”
直接空気が肺に入ることから風邪などの感染症を起こしやすくなったり、口周りの筋肉が弱くなることで唇や舌の位置が定まらず歯並びが悪くなったり、あごが変形したりなど体に大きな影響を及ぼします。では、なぜ今、そのような子どもたちが増えているのでしょうか?
あすなろ小児歯科医院 佐野哲文 院長:「今の子どもたちっていうのは、ご飯一食当たりの噛む回数が減っていっている。お口の周りの、あごの成長や周りの筋肉が弱くなってきている」

また、新たな要因としてコロナ禍でのマスク着用の生活習慣です。

あすなろ小児歯科医院 佐野哲文 院長:「鼻から吸うのと口から吸うのでいうと、口から吸ったほうが肺に入る酸素の量が多いので、気づかぬうちにいつの間にか鼻呼吸ではなく口呼吸」


母親:「うちの子も常に口がぽかんと空いているような気がします。無意識に何もしてない時とか常に空いている気がします」


この事態をなんとかしようと、佐野さんが理事を務める「全国小児歯科開業医会」が2年前に監修して作ったのが「はっけよいアニマル体操」です。

アニマル体操のYouTube:「まずは深呼吸、鼻から吸って口から吐くよ~」

