北アルプス立山連峰で24日、バックカントリースキーをしていた45歳の男性が転倒して重傷を負い、富山県警山岳警備隊に救助されました。
上市警察署によりますと、24日午後4時半ごろ北アルプス立山連峰の標高2650メートルの雷鳥沢の斜面で、バックカントリースキーをしていた45歳の自営業の男性がバランスを崩し転倒しました。
男性は左足を負傷して動けなくなり、同行していた男性が警察に救助を要請。駆け付けた県警山岳警備隊に救助され、室堂で救急隊に引き継がれて富山市内の病院に搬送されました。男性は左足の骨を折る重傷です。
男性は23日からの3日間、ガイドを含む3人のグループで立山室堂周辺をバックカントリースキーで訪れていて、この日は剣沢方面で滑ったあと宿泊先に戻る途中でした。
警察によりますと、24日は前夜の雪で2センチほどの新雪が積もったうえに朝はマイナス1℃と冷え込み、日中の天気はよかったものの斜面は凍り付いていたということです。
警察は男性が新雪の上でスキーをひっかけ、バランスを崩し転倒したもののとみて当時の状況を調べています。