子どもたちだけの問題ではない…

悩みは人間関係のストレスや学校の成績だと話します。一方で高木医師は、原因は子どもたちだけにあるのではないといいます。

高木医師:
「子どもを取り巻く大人に余裕がなくなってきていたりとか、そういう社会全体の余裕がなくなってくると、しわ寄せが子どもたちにいっちゃってるんじゃないかという気がします」

悩みを持っている患者さんやその家族に対してのメッセージを求めたところ、高木医師は「抱え込まないこと」が一番大切と話しました。

子ども自身はもちろん、その子どもと過ごしている親御さんも辛くて悲しい気持ちを引きずらないよう、病院でなくとも誰かに相談してほしいと話しています。

少子化となったこの時代に、親から子どもへの過多な期待がかかり、それが子どもにとって大きなプレッシャーになっていることもあるということです。