明らかに政治参加に制限がかかっている…
入信してから35年、主に自民党の候補者の選挙応援を続けてきた男性。教団の理想である、家庭を大切にする世界を実現するには政治参加が不可欠だと話します。
毛田キャスター:
「政治参加によって政治がある種、ゆがめられてしまうっていう指摘もある。そのあたりはどう受け止めてますか」
男性:
「民主主義っていうのは考え方、いろんな意見があって自由ですから。アピールすることが何でいけないのかって、私は反対に思います」

男性は関係断絶決議の取り消しを求めるため、複数の市議に請願を求めましたが、決議の尊重を理由に断られ、請願権を侵害されたと主張。
男性の弁護士が作成した請願書は、別の信者らに利用され、全国150以上の地方議会で同様の決議取り消しを求める陳情や請願が相次いでいます。

男性:
「明らかにそういったもの(政治参加)に対して制限がかかった。できないことが増えました。法廷の場においてなんとか主張し、認めてもらいたい。それが本当に私自身の切なる願いです」
13日、富山地裁で開かれた第1回口頭弁論では、原告の男性が意見陳述を行い、「決議は宗教差別であり、旧統一教会を反社会的団体と決めつけている」と主張。そのうえで、「信者にとって信仰は人生であり、尊厳そのもの。市政に参加し、意見する場を取り戻したい」と訴えました。
