決議は取り消し請求の対象にはならないと主張…

一方、被告の富山市は請求棄却を求めました。

富山市は理由について、決議は法人格を有する公共団体の内部的な意思決定に過ぎず、公共団体の効力を有するものではないとし、取り消し請求の対象ではないと反論。さらに、原告の主張する権利侵害はいずれも決議によって直接生じたということはできず、原告には適格性がないとしました。

裁判後、原告の男性が会見を開きました。

男性:
「最後まで絶対に退かない。最後までとにかくやりきると宣言したい」

記者会見で語る原告の男性

裁判を傍聴した教団の元広報長局長・鴨野守氏は訴訟の意義についてこう述べました。

旧統一教会 元広報局長 鴨野守氏:
「今回、4月に地方選ともそういうお声もかからないし、私たちがいろいろと後援会をもって応援してきた先生方からも声をかけにくい。こちらからも声をかけにくいというのはとても残念な関係だと思っています」「私がどうこうできる話ではなくて、私は富山において(原告の男性の)友人として彼の裁判を応援していきたいということです」

次回の裁判は5月10日に開かれます。