県警が悪質と判断した理由とは…
ことの発端は去年10月4日。当時、滑川市議会議長だった高橋久光氏が無免許運転をして警察に取り調べを受けているとの情報が飛び交いました。
2021年12月末、北陸自動車道で制限速度を50キロ以上超過するスピード違反をして運転免許を取り消されていたにもかかかわらず、去年9月、軽トラックを運転し、警察官の職務質問を受けていたのです。

スピード違反について髙橋氏は「オービスに検知された。160キロぐらい出ていたと言われた」と話していました。
髙橋氏は当選回数9回のベテラン議員でした。滑川市議会の議会運営事務局で、記者が無免許運転の回数を問いただすと…。
記者:「無免許運転は1回だったといえますか?」
無言のまま質問に答えない髙橋氏…。
記者:「議長室いきましょう。これだけ(記者が集まって)いるんですから」
議長室に場所を移し、再び質問します。
滑川市議会 髙橋議長(当時):「いつも(無免許で)乗っているわけではありません」
記者:「たまたま1回、その日は乗ったと?」
髙橋議長(当時):「はい」
記者:「1回乗った日にたまたま職務質問された?」
髙橋議長(当時):「はい」

このやりとりから一夜明けた去年10月5日。髙橋氏は議員としての辞職願を出しました。議員辞職を決めた理由を聞こうと自宅を訪れましたが、自宅にこもって現れません。

午後6時過ぎ、ようやく報道陣の前に姿を現しました。
記者:「辞職願を出されたということですが、一言いただけますか?」
記者:「一言お願いします」

滑川市議会 髙橋久光議長(当時):「…」
記者の質問に答えず後援会の役員会へ。
終了後、中に入ると…そこには正座をした髙橋議長がいました。

髙橋議長(当時):「深くお詫び申し上げる次第であります。本当にいろいろと…」
ようやく質問に答えた髙橋氏。
髙橋議長(当時):「私の起こしたことについての責任の重さを十分感じておりましたし、きのうから後援会の方々に電話等でその意向もお伺いしたうえでの判断であります」
後援会会長:「ただいま役員会しましたけれど、後援会はこれで解散します」











