「他県から当たり屋グループが来ている」こんな内容が書かれたメールやチラシが、最近、富山県内で拡散しています。しかし警察に確認すると、この情報は「根拠のないデマ」だといいます。なぜこのような事態になったのでしょうか?警察に聞きました。

「緊急通報、当たり屋グループが山口県、関西方面から来ています」

緊急通報と書かれた“当たり屋グループ”への注意をあおるチラシ。中には“当たり屋”グループとされる車のナンバーが33台も書かれています。「計84台来ているそうです」との注意も。

「当たり屋」とは、意図的に交通事故を起こし、示談金を要求する者たちを表す言葉です。

県警によりますと、富山県内でこうしたチラシやメール、LINEなどで広まっているといいます。“当たり屋”の注意を受け取った人が、さらに家族や知人に転送されているとみられます。また、県内の一部のショッピングセンターではチラシとして配られるなど、どんどん拡散しているのです。

しかし、富山県警は…。

富山県警交通指導課次席 松崎憲治警部:「警察ではこのチラシは根拠のないデマだと考えています」

根拠のないデマだというのです。

チラシにはこのような内容が。

「注意、下記のナンバー車両と接触事故を起こした場合は、その場で示談せずに警察に連絡すること。このコピーを必ず携帯すること。友人・知人に至急知らせてあげてください。」

さらには…

「この資料を相手に見せるようにチェックしてください。逃げていく車両もあるそうです。社用・自家用車に問わずこのコピーを出来るだけ多くの方に配布して知らせてください。」

もっともらしいことが書かれていて、あやうく信じてしまいそうな内容ですが、これは怪文書だったのです。この怪文書に関する相談は、5月中旬から始まり、これまで合わせて十数件に上るといいます。