次に活断層が動くのはいつ?備えは?
呉羽山断層が最後に動いたのは3000年ほど前だといいますが…。
富山大学 竹内章名誉教授:
「呉羽山断層が次の地震を起こすのはいつかわかりませんけど、3000年前と同じようなことがまた起きるわけですね」

「これがスパっときれると、真上に立っている建物というのは非常に打撃的なというか、全壊になってしまう」

「断層がどこを通るのか、地盤の固いやわらかいというような条件をよく知っておいたほうが良い。あらかじめ」

断層の上にある建物は、全壊する恐れもあるといいます。
文部科学省によりますと、30年以内に呉羽山断層で地震が起きる確率の最大値は5パーセント。最も切迫度が高い「Sランク」に含まれています。

国土地理院によれば、日本とその周辺では、世界で起こった地震の10分の1もの地震が発生しているといいます。「活断層」の定義は、数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のことを言う場合と、260万年前以後に活動した証拠のある断層を全て呼ぶこともあるそうです。日本にある活断層は2千以上。さらに地下に隠れ、地表には現れていないものもたくさんあるといいます。

呉羽山断層が次に動くのはいつのことなのか…3000年という年月は、地球46億年の歴史から見ると、つい最近のことかもしれません。