北海道電力は、再稼働を目指す泊原発3号機の審査資料に、数値の誤りがあわせて314件あったと発表しました。
誤りが見つかったのは、北電が原子力規制委員会に提出した工事計画の補正資料です。134点になる資料の中で計314件の誤りが確認され、このうち評価結果に影響する誤りが81件、影響しない誤りが233件だったということです。
誤りの中には、数値の桁を区切る際に、コンマにすべきところを小数点として記載していたほか、「担当者による思い込み」による一次資料からの転記ミスなどがありました。
北電は「時間的な余裕がなかったためダブルチェックでもミスに気がつかなかった」としてます。
北電は、規制委員会によるヒアリングの準備の中で評価条件の誤りに気づき、補正資料に含まれるすべての数値を再点検したということです。
その結果、安全性の評価結果や今後のスケジュールに影響はないとしていますが、原子力規制委員会からは「スケジュールを優先しないで確認作業を終えてから補正を行うよう対応すべきだ」との指摘を受けています。














