富山市の奥田交番で警察官と警備員の2人が殺害された事件から8年。遺族が複雑な思いを抱える中、異例の差し戻し審が今月5日から始まります。極刑を望む遺族と、罪と向き合わせるために生かしてほしいと願う遺族。そして今回、亡くなった警備員の孫(18)が初めてカメラの前で当時の悲痛な胸の内と裁判への思いを語りました。

あの日から8年。ようやく差し戻し審が始まります。

中村信一さんの妻
「私も当初は死刑しかないって本当に思ってたので、その気持ちも十分分かりますし。ただやっぱりもっと長く苦しんでほしいので。事件というものを自分の犯した事件というものを理解出来るようになっててほしいので。だからどうしても時間が必要だなっていうのがあって出来れば死刑よりは無期」

中村信一さんの長女
「母の気持ちも多少分かるんですよ、苦しんでほしいとか。ただ私は苦しむ時間すらも与えるのが嫌だというか、それすらも許せないという感じなので私はもう最初から変わっておらず死刑を望んでおります」

元自衛官の島津慧大(しまづ・けいた)被告が富山市の奥田交番に押し入り勤務していた交番所長を殺害、奪った拳銃で奥田小学校前にいた警備員・中村信一さん(当時68歳)を殺害しました。