■試験運用では36件の映像を受信…
この映像通報システムは、去年10月から富山県内でも試験運用が始まっていて、1月9日までに富山県警が受信した映像は36件です。当て逃げなどの交通事故や行方不明者を捜索する場面で成果をあげているといいます。
富山県警本部通信指令課 布村雄斗 次席:
「警察官が110番通報段階で、より早く正確な情報を得られることで、より迅速に現場対応ができるものと期待しています」
そして110番の日の10日、このシステムを使った体験記をかねた訓練が高岡市の高岡駅で開かれました。
盗撮犯に出くわした想定で行われ、通報した学生たちは警察官の指示に従い離れた場所で撮影。写真をもとに盗撮犯の特徴を確認した警察官が対応にあたりました。



体験した学生:
「写真と動画を送る通信システムで若者の自分からしてもわかりやすくて、的確に伝えられるのがいい」
体験した学生:
「自分が110番するイメージが今までなかったのですが、ためらわずに警察に通報できるような体験ができた」
この映像通報システムは4月から本格的な運用が始まる予定です。