1本の毛から1000本の毛が?再生医療への期待
現在、AGAの主な治療法には以下のようなものがあります。
⑴ 「フィナステリド」内服治療:
AGAの直接原因であるDHTを産生しないようにする薬で、AGA進行を止めるだけでなく、改善させる効果があります。世界中でもAGAの標準治療薬として使われていて、最も優先度の高い治療です。
⑵ ミノキシジル外用剤:
世界中でAGA治療に使われている塗り薬で、追加治療として優先度が高い。毛を太く、長く成長させる効果がありますが、AGAの原因であるDHTには作用しないため、ミノキシジルだけしか使わない場合には、AGAを止めきれない可能性もあります。
⑶ 植毛手術:
主に後頭部などAGAの影響を受けない毛を採取して、必要な部分に移動させる移植手術です。
東京メモリアルクリニック 栁澤正之院長
「移植手術という専門的な医療行為であるにもかかわらず、移植工程などを経験のある医師ではなく、看護師や一般スタッフにやらせるような『植毛ブラックマーケット問題』が国際学会でも問題になっていますので、その点は注意が必要です。」

また、薄毛治療の希望となる研究も。
株式会社オーガンテックや理化学研究所などのチームは、今年2月、髪の毛を作る器官「毛包」の再生を支える新たな細胞を発見したと発表しました。
これは従来の「成長因子を注射する」だけの治療とは異なり、「1本の髪から100〜1000本を作り出し移植する」ことができるもので、脱毛症治療に向けた再生医療などへの応用につながることが期待されています。










