理屈で抑えられない“別腹”のコントロール法

脳と胃が正常に働いている以上、「別腹」を完全に消すことはできないといいます。

そこで、甘い誘惑に負けないコントロール方法を福田医師に教えてもらいました。

食後すぐにスイーツを見ない(報酬系を再活性化させるトリガー)
食後10〜15分待つ(胃の伸展と満腹ホルモンが働き、欲求が落ち着きやすい)
③どうしても食べたい場合は果物や低GI食品などを選択
食後のルーティンを変える(散歩・歯磨きなど)

ふくだ内科クリニック 福田正博院長
「しかし、『我慢しなさい』『やめなさい』と言っても、報酬系は理屈で抑えられません。買い置きをしない、見える場所に甘いものを置かない、小分け包装を利用して1つで満足するようにするなど、『環境を変える』ことが効果的です」

“別腹”は脳の学習と神経ホルモンの連携による錯覚的な余裕で起こるもの。

甘い誘惑に負けて、ついつい食べ過ぎてしまうと糖尿病など生活習慣病になる可能性も出てきます。

そのメカニズムを知り、上手に付き合うことが大切です。