富山市の山あいの集落、東猪谷地区で11日午後、クマが目撃されました。車で通行中の住民が目撃、ドライブレコーダーに記録された映像で体長1メートルほどのクマが確認されました。猟友会と市が現場を調査しましたが、姿はありませんでした。
富山市農地林務課によると、通報した人の車のドライブレコーダーには、成獣1頭が映っていたということです。
中型犬と大型犬の中間ぐらい、体長1メートルくらいの成獣のクマが、小学校跡地のグラウンドを横切り、山に入っていく様子が記録されていたとのことです。
この地域は「ゾーン3」に区分されています。ゾーン3は「被害防止地域」と呼ばれ、人間活動が活発で、ツキノワグマが本来生息していない地域です。集落や集落周辺の耕作地などが該当します。
市では南警察署や大沢野猟友会などに情報を提供するとともに、広報車などで周辺住民に注意を呼びかけています。
