一の越付近でも相次ぐ目撃情報

さらに、観光客でにぎわう別の場所でも――

視聴者提供の動画より
「ちょっと近いのでもう少し下がりましょうか」

記者
「室堂から一の越へ向かう登山道です。まさにこの谷で、クマの目撃が相次いでいます」

雄山と浄土山の麓にある一の越付近でも8月25日~31日だけで6件、クマの目撃情報が寄せられています。

観光客
「テレビでやっていて、行くところじゃんと思って、『怖いな』なんて思いながら」
「でもこれだけ人がいて出るなんてすごいね」
「遠くに岩があるとクマじゃないかってドキっとしたりします。クマ鈴は持ってきています。あとはお話しながら歩くとか」

この場所で40年、山荘を営むオーナーはここまで頻繁にクマを目撃することはなかったといいます。

一の越山荘 オーナー 佐伯光昭さん
「どこから来ているのか。ここに住んでいるというのはないように思うが。雷鳥沢キャンプ場というところがあるが、この谷に沿って歩いているというのが一つのパターン。散歩する新しいクマが現れた」

今回目撃されているクマの行動パターンは把握しきれていないため、不安だと話します。

万が一、クマによる被害が起きそうな場合には――

一の越山荘 オーナー 佐伯光昭さん
「うちは消火器で対応するつもりだが、小屋の周辺でもし危ないことがあれば」
記者「消火器ですか?」
佐伯さん「しかない」