2か月で30件近くの情報。標高2000メートルを超える山岳地帯でクマの出没が相次いでいるのを受け、自治体はハンターを現地に配備するなど対策に追われています。まもなく秋の行楽シーズンを迎える観光地や登山者自身が備えるべきクマ対策とは。

8月14日、みくりが池周辺で撮影された成獣とみられるクマ。
山小屋で働く従業員もそのクマを目撃していました。
みくりが池温泉 古俣拓郎さん
「みくりが池のへりを歩いて、この歩道を横切るような形で地獄谷の方へ降りていった。」
クマは観光客を前に遊歩道を横切っていきました。
みくりが池温泉 古俣拓郎さん
「至近距離でみることはないので。スピード感はあまりなかったが、いざとなればあっという間に距離を詰められるのでは」
夕方になり再び現れたクマは、みくりが池を泳いだといいます。

みくりが池温泉 古俣拓郎さん
「かなり珍しい。遊歩道、ましてや室堂のターミナルからちょっと散歩で来られるような距離感のところまで来るというのはまず聞いたことがないような」