約3年8か月で3億5800万円を売り上げ…

この日、上下黒のTシャツとスウェット姿で法廷に現れた河野被告は、傍聴席にいる関係者に笑顔で手を振り、起訴内容については「(間違い)ないと思います」と答えました。

検察側によりますと、河野被告は2021年9月、店の経営者として経営資金を用意。同じく風営法違反の罪で起訴された宮崎稔之被告(40)を店長として採用しました。

~弁護側からの質問~

Q.宮崎被告とはどのような関係ですか?
河野被告「中学校の先輩です。宮崎君が僕の1つ上の先輩です」

Q.店の経営はどのようにされていたんですか?
河野被告「店は宮崎君に任せていました」

Q.営業に関しては宮崎被告が中心であったということですか?
河野被告「はい」

Q.女性従業員と直接会って話したり、連絡したりしたことはありますか?3人(女性従業員)については知っていますか?
河野被告「ないです。知らないです」

Q.令和5年(2023年)8月ごろから1か月あたり1000万円ほどの売り上げがあったということですが、店にはどれくらいのお客さんが来ていたんですか?
河野被告「300人~500人くらいのお客さんが来ていたと思います」

Q.その売り上げはどうしていたんですか?
河野被告「カードで支払いされた分は宮崎君の会社にいってて、それ以外は従業員の給料と(店の経費など)回収金に回していました」

約3年8か月間での売り上げは、少なくとも3億5800万円にのぼるとみられています。

弁護側からの質問に対し、河野被告は「店は宮崎君に任せていました」と説明。女性従業員との接触や性的サービスが行われていたことについては「知らなかった」と述べました。