低気圧が東に進み北日本は大荒れへ…

気象庁によりますと、日本付近は華北から朝鮮半島、日本海にのびる前線上の沿海州付近を低気圧が東北東に進んでいます。この前線は14日夜までに勢力が弱まり低気圧は日本海を東進する見込みです。

15日には、この低気圧が北海道地方を東に進み、低気圧からのびるシアーラインが北日本から東日本を通過します。また、オホーツク海の低気圧からのびる寒冷前線がサハリン付近からオホーツク海に進む見込みです。

低気圧やシアーライン及び前線が通過する地域では15日、低気圧やシアーライン及び前線に向かう下層の暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる所があります。雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や突風、ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

予想天気図 15日午前9時 気象庁

南西諸島も不安定な天気 熱帯低気圧の影響

14日午後3時に台風11号から変わった熱帯低気圧が華南付近を西北西に進んでいます。熱帯低気圧周辺の下層の暖かく湿った空気の影響で、南西諸島では強い雨が解析されています。

この熱帯低気圧は華南を西北西に進み、15日朝以降は次第に勢力が衰える見込みです。また、16日朝までにフィリピンの東と南シナ海に低圧部が発生する予想です。

熱帯低気圧や低圧部周辺及び高気圧縁辺を回る下層の暖かく湿った空気の影響で、南西諸島では大気の状態が不安定となる所があるでしょう。落雷や突風、急な強い雨に注意してください。

予想天気図 15日午後9時 気象庁