立山周辺ではヒナの2例だけだった…

中橋さんは「去年、会うために費やした時間は100時間以上。それでも会うことはできず、今年は30時間以上待ってようやく再会できました。夏山に白いライチョウ、あまりにも神々しく感涙でした」とコメントしています。

“成鳥での目撃例”は初めてとされる(環境省)

この白いライチョウについて、環境省 信越自然環境事務所野生生物課は、「遺伝子の働きで色素が作れないアルビノとは異なり、遺伝子の働きが弱い白化(はっか)個体の可能性が高い。白いライチョウは外敵に狙われやすいため、立山周辺ではこれまでヒナの2例しか確認できておらず、大変珍しい」と話していました。

外敵に狙われやすく極めて珍しい