富山市に住む80代の男性が、警視庁のクドウを名乗る男などからの電話で「捜査対象となっている」などと言われて通帳とキャッシュカードを取られ、口座からは66万円が引き出される被害にあっていたことがわかりました。

富山中央警察署によりますと、7月3日、富山市に住む80代の男性の自宅に「誰かがあなた名義の携帯電話を契約しています」「身に覚えのない場合は1を押してください」という自動音声の電話がありました。

男性が指示通り「1」を押すと、警視庁のクドウと名乗る男性につながりました。クドウは「薬物売買や詐欺を行っているグループの男が、あなた名義のキャッシュカードを持っていた」「富山県内で同様の被害に遭っている人がおり、この件を優先調査することができる」などと告げました。

さらに「守秘義務があり、今回の件を誰にも話してはいけない」と口止めしてきました。