国民・新 庭田幸恵候補(57)

人口減少対策ということですが、まずちょっと冷静になって考えたいんですけど、人口の増加=私たち国民が幸せであるというふうに言えるのか。これはちょっとじっくりと熟慮する必要があるなと思ってます。ただ人口が減ると国防力が下がってしまったり、経済的な生産性も下がってしまうという問題はやっぱりあると思ってます。

人口減少対策に必要なのは、やっぱりみんながお子さんを持つ、子どもを産み育てるっていうところに安心感がないと、子どもを産むっていう選択には繋がらないと思いますので。やはりまずは経済政策、安心して働けば働くだけ豊かになるというような、そういう経済政策、物価高対策にも通じてくるんですけれども、ここが必要だと思ってます。

また、女性がこの地方富山に残って、子どもを産み育てていくためにはですね、やっぱり私の娘なんかも今東京で働いて暮らしております。女性が魅力的だと思うような例えばソフト産業ですとか、IT産業、こういったものをもっと誘致するっていうことも必要だと思ってますし。何といっても子育て中に、女性、お父さんも最近は育児参加、盛んですけれども、本当にちょっと美容院に行くとか、病院に行くとか歯医者さんに行く。そういったときに子どもを預ける先がない。

あと実家が富山にないというお母さんたちは、じゃあどうやって息抜きをするのか。そういったコミュニティの希薄さっていうのもやっぱり問題だと思いますので。息抜きができるような場所を、どこかに公共サービスとして作ってあげる。ここにもっと力を入れないと、この人口減少、若い女性がどんどんどんどん快適な、楽しいことがいっぱいある都会に行って仕事をする、これも歯止めがかからないと思ってますので。

私も一度若いときに東京に出た経験者として、やっぱり富山って子育てするのには本当にいい環境があると思ってるんですね。自然も豊かですし。そういったことをもっともっとアピールして、あとはやっぱり働く場所、そういった問題、それからコロナ禍以降リモートワークも進みましたので、富山にいながら東京の会社で働けるっていうような環境整備、企業の誘致っていうのも大事だというふうに考えております」