前線の活動が活発化 大気の状態不安定に

日本の南を通り東へ伸びる前線が、11日にかけてゆっくりと北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある見込みです。

8日現在、この前線は大陸から種子島・屋久島付近を通り、日本の南から東へと伸びています。前線上には低気圧が発生しており、東北東へと進んでいます。種子島・屋久島付近では、すでに前線の近くで1時間に50mm以上の雷を伴う「非常に激しい雨」となっています。

11日頃にかけて、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み続けるため、前線の活動が活発になる見込みです。特に西日本を中心に大雨となる所があり、前線の活動の程度によっては警報級の大雨となるおそれがあります。

予想天気図(10日午前9時)気象庁