交通量が多く事故が起きやすい交差点。富山県内でも人身事故の半数以上が交差点で発生しています。県内で最も”危ない”交差点はどこで、どのような特徴があるのでしょうか。現場を取材しました。

交差点の真ん中で衝突した2台の車。一方の車内にはエアバックが膨らみ事故の衝撃を物語っています。去年1月、富山市五福の交差点で起きた人身事故です。

五福交差点は事故が起こりやすい”危ない交差点”で、去年1年間で重傷事故が1件、軽傷事故が3件も起きました。

日本損害保険協会が去年事故が起こった回数が多い順に順位付けした、県内の「危ない交差点ワースト」によりますと、五福交差点は4件の事故で、2位に入っています。

同じく1年間で事故が4件発生した交差点は富山市の羽根交差点と高岡市の昭和町2丁目交差点と上市町の八幡神社南東角交差点です。

富山市の羽根交差点は交通量が多い県道と道幅が狭い市道が交わっています。

高岡市の昭和町2丁目交差点は4車線の国道8号線と市道が交差していて、いずれも交通量が多い交差点で事故が起こりやすい傾向にあるようです。

一方で同じワースト2位でも交通量がさほど多くないように思われるのが、町道と県道が交わる上市町の八幡神社南東角交差点です。

八幡神社南東角交差点は信号のない交差点で、東西には一時停止標識が設置されています。去年、出会い頭の衝突事故が4件発生。事故の原因はいずれもドライバーの一時停止の見落としでした。