新型コロナによる行動制限のない夏休みとなったことし、夏山で遭難した人の数は去年より14人増え、4人が亡くなったことが富山県警のまとめでわかりました。

富山県警によりますと、ことし7月と8月の夏山シーズンに富山県内の山で遭難した人の数は56人で、去年から14人増えたことがわかりました。

県外から来た人がおよそ9割を占めています。また亡くなった人は4人で、原因は3人が剱岳の上級者コースなどからの滑落、1人が病気でした。

県警によりますと、ことしは新型コロナによる行動制限のない夏休みとなり、県内外から登山者が増えたことも影響したとみられます。

県警は『遭難の原因は半数以上が下山時の疲労などによる転倒、転落』だとして改めて自分の体力に見合った登山コースを選ぶよう呼びかけています。