インドネシアで大雨による土砂崩れが複数発生し、これまでに30人が死亡しました。

インドネシアのジャワ島にある中部ジャワ州では、13日にチラチャップ県で、15日にはバンジャルヌガラ県で大雨による土砂崩れが発生しました。

地元当局によりますと、チラチャップ県での土砂崩れではこれまでに20人が死亡しました。また、3人が行方不明になっていて、7日間とされていた捜索活動は10日間に延長して行われているということです。

一方、バンジャルヌガラ県での土砂崩れでは10人が死亡、18人が行方不明になっています。住宅地への被害も出ていて、48戸の家屋が倒壊するなどして900人以上が避難しているということです。

警察や軍隊など700人が捜索活動を続けていますが、さらなる土砂崩れが起きる可能性もあり、作業は難航しているということです。

インドネシアでは例年9月に雨季に入り、4月まで続く見込みで、地元当局は住民に対し、大雨への備えを呼びかけたほか、大雨や異常気象の際は河川や崖、波の高い海岸などには近づかないよう呼びかけています。