ハンドボール王国で世界を目指す選手や関係者の本音は…
これまで富山県勢は、2015年度に西條中学校が、2016年度は氷見北部中学校がそれぞれ全国制覇し、富山県代表校が大会2連覇を果たしました。パリオリンピックで日本代表をけん引した安平光佑選手も氷見市西條中学校出身です。

「ハンドボール王国」から世界を目指す後輩たちからも残念という声が聞かれました。
ターミガンズ男子選手:「全中(のハンドボール競技)が無くなるっていうのは、ちょっと悲しい思いもあります」

西條中学校女子選手:「自分だったら何のために頑張ればいいかわからなくなると思うので、(全中に)出られる代の人はまだ残っているので、出せるときに自分たちの全力をちゃんと出して、後悔しないように頑張ってほしい」

氷見市は毎年3月に、春の全国中学生ハンドボール大会“春中ハンド”を開催するなど、中学生ハンドボーラーの“聖地”として知られています。
選手を支える保護者も活躍の場の1つが無くなる影響を危惧しています。

ターミガンズ保護者:「子供たちのモチベーションが心配。ジュニアの子たちも氷見にはいっぱいいるので、地元のチームもあるので、本当は全国大会を続けてほしい」

西條保護者:「一応、聖地と呼ばれている場所ですけど、一生懸命頑張っている子供たちも沢山いるので、それに対して応援してあげたいなと思います」