伝統存続へ 今年こそ何としても…

2022年、町は3年ぶりのおわらへ動き出しました。関係団体を交えたプロジェクトチームを立ち上げ、コロナ禍の元で安全に風の盆を開催できる方法を模索します。

おわら風の盆 行事運営委員会金厚会長:「安心安全を担保しながらやれるか、子供たちや地方の方が伝統を継承するのにご披露してもらえる場をつくりたい」

例年多くの観光客が訪れるおわら風の盆。観光客の著しい増加が、地域住民の生活に悪影響を及ぼし、同時に旅行の満足度を下げるオーバーツーリズムになっているとの意見もあります。コロナ禍を逆手にとって、観光客の制限方法、おわらの演者も含めた行動指針、適切な観覧の仕方などアフターコロナも見据えた、新しいルールを作ろうというのです。

一般向けの駐車場を設けない、演技時間を短くするなど、人流抑制を柱とした感染症対策を行った上で3年ぶりにおわら風の盆を開催することが決まりました。